https://www.jiji.com/jc/article?k=2020012200172&;g=int


グレタさん、トランプ氏にダメ出し 排出相殺はごまかし
2020年01月22日05時01分

 【ダボス時事】世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の初日となった21日は、トランプ米大統領が、「植樹活動への協力」を表明した。一方、環境活動家グレタ・トゥンベリさんは直後の演説で、「(植樹は)良いことだが十分ではない」とダメ出しし、トランプ氏ら世界のリーダーに中身のある地球温暖化対策の実行を迫った。


 グレタさんは、排出した二酸化炭素(CO2)を、植樹などCO2を吸収する事業で「相殺」するという、世界的に拡大しつつある取り組みは「数字をもてあそんだごまかし」と断言。「アフリカなどでの植樹に資金を出す一方、アマゾンの森林が殺される」状況は望んでいないと述べ、相殺でなく実際の排出量削減が必要だと訴えた。