岐阜県の防災ヘリコプターの整備士が部下へパワハラをした問題で21日、県が設置した外部の有識者による会合が開かれ、年度内に再発防止策をまとめることになりました。


 岐阜県の防災ヘリコプター「若鮎3」の男性整備士(48)は、20代の部下に対し足を蹴ったり暴言を吐いたりするなどのパワハラを繰り返して停職1カ月の懲戒処分となり、「若鮎3」は去年10月から運航できない状況が続いています。


 問題を受け、岐阜県はヘリコプターの運航のあり方などについて議論するため外部の有識者でつくる検討会を立ち上げ、21日初めての会合が開かれました。


 会合では、出席した有識者から「パワハラを防止するには組織全体への教育が必要」といった意見が出され、年度内にパワハラの再発防止策などをまとめ県に提言する方針を確認しました。


 一方、県は現在「若鮎3」の新たな整備士の募集を行っていて、新年度からの運航再開を目指しています。

2020年1月21日 火曜 午後7:01
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