稲田朋美(以下、稲田):私はずっと反対の立場だったの。選択的夫婦別姓。

それは子どもと親が姓が違うのがどうかという考えから。

でもね、そうすると通称(旧姓のこと)を認めていく、通称を今度法制化するってことになってくると、
法制化した途端に「2つの名前を持つ女」「2つの名前を持つ男」が出てくるわけですよね。通称と戸籍と。両方のね。

それは私はすごく社会を混乱させると思ったのが一つと。

人生100年時代になって、60や65過ぎて結婚する人もいるじゃない。

そうしたときに、私はいま夫いるけれど、例えば結婚(再婚)するとしたら、自分の今の名前を使っていきたいと思うんですよね。
なので、時代とともにそういった選択肢も広がるべきなんじゃないかと思うんです。