【ワシントン=永沢毅】2020年米大統領選に向けた民主党の候補指名争いで、サンダース上院議員がバイデン前副大統領を抜いて米CNNの世論調査で初めて首位に立った。アイオワ州で予備選の皮切りとなる党員集会が開かれる2月3日まで2週間を切り、各候補のつばぜり合いが激しくなっている。

CNNの22日の発表によると、サンダース氏の支持率は27%、バイデン氏は24%だった。ウォーレン上院議員が14%、インディアナ州サウスベンド前市長のブティジェッジ氏が11%、ブルームバーグ元ニューヨーク市長が5%で続いた。

サンダース氏の支持率は19年12月の前回調査から7ポイント上昇する一方、バイデン氏は2ポイント低下。サンダース氏は初戦のあるアイオワ州の一部調査でも首位に立つなど、勢いを増している。ただ、米政治専門サイトのリアル・クリア・ポリティクスによる各種世論調査の平均ではバイデン氏(28%)がサンダース氏(21.9%)をなおリードしている。

日本経済新聞 2020年1月23日 2:19
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54729610T20C20A1000000/