1/27(月) 12:27配信
毎日新聞

 兵庫県明石市が公募したLGBTなど性的少数者の施策を担当する職員採用試験で、2人程度の採用枠に対して99人が応募し、50倍の高倍率となった。市によると、民間企業経験者の事務職への採用では100倍近いケースもあるが、担当者は「全国的に関心が高く、専門職種ながら、思いのある方々の応募が多かった」とみている。

 市によると、募集したのは専門的な知識や経験のある任期付き(5年以内)正職員。応募者は県内など近畿を中心に関東や九州にも及び、年齢層も20代から上限の60歳までと幅広かった。申し込みの書類では、市の職員採用試験では初めて性別欄をなくした。

 書類審査と個人面接を経て4月以降に採用後、性の多様性に対する理解を促す企画・立案に取り組む。【浜本年弘】

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