「特定抗争指定暴力団」の標章破った容疑 建設作業員の男逮捕 大阪府警
毎日新聞 2020年1月29日 13時42分(最終更新 1月29日 13時42分)
https://mainichi.jp/articles/20200129/k00/00m/040/127000c

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暴力団事務所の使用制限を示す標章=神戸市灘区の山口組総本部で2019年10月12日午前9時20分ごろ

 神戸山口組を「特定抗争指定暴力団」に指定し、傘下の組事務所の使用を禁じることを示す標章を破ったとして、大阪府警は29日、大阪市城東区の建設作業員、文友一容疑者(37)を暴力団対策法違反(標章損壊)の疑いで逮捕したと発表した。

 山口組と神戸山口組が特定抗争指定暴力団に指定された1月7日以降、指定に絡む逮捕者は全国で初めて。

 逮捕容疑は27日午後8時40分ごろ、城東区の神戸山口組系組事務所の1階シャッターに貼られたステッカー式の標章1枚を手で破るなどしたとしている。容疑を認めているという。

 府警によると、文容疑者は当時、酒を飲んで帰る途中だったといい、「腹が立っていた」と話しているという。文容疑者とこの組の関連を調べている。