女子高生のスカート内にスマホ向ける 「盗撮準備」容疑男、条例改正で初の逮捕

 盗撮目的で女子高校生にスマートフォンを向けたとして、京都府警鉄道警察隊と中京署は29日、府迷惑行為等防止条例違反(盗撮準備行為)の疑いで、大阪市城東区、会社員の男(46)を逮捕した。

 盗撮行為の規制を強化するため、1月18日に施行された改正条例を適用した初のケース。従来はスカート内を盗撮したり、スカート内に撮影機器を差し出す行為を禁じていたが、改正条例で撮影機器をスカート内に向ける行為も取り締まり対象になった。

 逮捕容疑は29日午前7時半ごろ、京都市中京区の地下鉄駅の階段で、高校2年の女子生徒(17)のスカート内を盗撮する目的で、約2メートル後ろから動画撮影モードにしたスマホを向けた疑い。

 京都府が改正し、1月に施行した迷惑行為防止条例は、盗撮目的で撮影機器を向けたり、設置したりする行為自体も新たに禁止するほか、スマホに搭載されているデータ通信機能を悪用し、周囲の人にわいせつな画像を送り付ける行為も処罰する。またスマホの普及に伴い、住居内などにおける盗撮被害が深刻化している中、プライベート空間が条例の「抜け穴」になっていたことを受け、新たに住居や宿泊施設の客室での盗撮を処罰対象に加えた。


中京署
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https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/147697
2020年1月29日 18:26 京都新聞