・アメリカ
 武漢からのチャーター便搭乗者は出発前に健康診断を2度受ける
  →アンカレッジの疾病管理予防センターでも2度スクリーニングを受ける
  →カリフォルニア州のマーチ空軍予備役基地に到着した全員が健康状態に問題ないと判断される
  →基地内に3日間、隔離され健康診断を受ける
  →熱やせきなどの症状があり、ウイルスの検査が必要な人は、最長で2週間、隔離の対象になる

・イギリス・フランス
 武漢からチャーター便で帰国させたあと、国の施設で2週間隔離して経過観察する予定

・オーストラリア
 政府は、武漢の豪州人をインド洋の孤島「クリスマス島」への隔離を計画

・韓国
 37.5度以上の発熱、嘔吐・せき・咽喉痛・呼吸困難など、感染が疑われる症状のある者はチャーター便に搭乗できず
 中国政府によって武漢で隔離される
 チャーター便に搭乗した者は潜伏期間を勘案して帰国当日から14日間、公務員研修施設で経過観察

・台湾
 交通部観光局は、中国(香港・マカオを除く)への団体旅行の出発を中止するよう旅行会社に通達し、中国からの団体旅行の受け入れ中止も求めた
 感染者のそばに15分以上いた人を「接触者」とし、自宅から外出しないよう命じて隔離
  →当局の指示に従わない場合、最大で100万円余りの罰金が科されるうえ、他人に感染させた場合には懲役刑も科される

・シンガポール
 帰国前の2週間に湖北省を訪れた国民や永住者などを対象に、発熱やせきなどの症状の有無にかかわらず、2週間にわたり経過観察を受けることを法的に義務づけ
  →これに従わなかった場合、日本円にしておよそ80万円の罰金もしくは6か月以内の禁錮刑、またはその両方を科す

・赤道ギニア
 中国からの旅客を強制隔離すると宣言

・WHO
 「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言

・日本
 安倍首相は国民に「過剰に心配することなく、一般的な風邪の予防策を励行し、 落ち着いて行動していただくように」とお願い(24日の関係閣僚会議)
 安倍首相は「中国人旅行者の減少など経済への影響が懸念されている。しっかりと注視しなければいけない」 と発言(29日の参院予算委員会)
 厚生労働省「国内では流行が認められる状況ではなく、かぜやインフルエンザと同様に、手洗いなどの感染症対策に努めて」と呼びかけ