お寺のさい銭を盗もうとした男2人ともみ合いの末、何とか1人の男を取り押さえた僧侶が当時の心境を語りました。

 罰当たりな行為。まずは、さい銭泥棒。大阪府高槻市の法照寺。2日夜、さい銭箱から現金が盗まれました。異変に気付いたのは僧侶の男性でした。男がライトを持ちながらさい銭箱を漁っていたところ、僧侶に声を掛けられ、焦って走り去っていったということです。追い掛ける僧侶を尻目に、男は寺の前の急な坂を駆け下りて自転車で逃走したといいます。

 この直後、もう一つの罰当たりな行為が…。それは、僧侶への暴力。僧侶が逃げた男を追い掛け、坂を下りていると突然、別の男が現れたといいます。そして、逃げようとする男ともみ合いになっている間に自転車で殴られたということです。別の男は「俺は盗んでいない」などと叫びながら、自転車を振り上げてぶつけたといいます。男は24歳。僧侶に取り押さえられ、強盗傷害の疑いで逮捕されました。僧侶によれば、今回が初めてではない可能性があるといいます。

 法照寺の僧侶:「本人の話では見張りをさせられていた。2人組が見た顔で『またお前か』と声を掛けさせて頂いた」

 一方、26歳の逃げた男も約1時間後に寺から3.6キロ離れた路上で発見されたということです。窃盗の疑いで逮捕されました。警察の調べに、24歳の男は「盗むために寺に行った」などと供述。一方、26歳の男は「盗むために寺に行ったことは間違いないが、お金は盗めませんでした」と容疑を一部、否認しています。

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