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『現在のアフリカ諸問題の根源は、すべてヨーロッパにある』

16世紀から19世紀に展開された奴隷貿易で、働手である大量の青年男女が奪い去られた。

また、アフリカ諸国の国境が、今日においても、
定規で線を引いたような直線的な様相を呈しているのは、
白人本国の都合で住民、人種を無視して勝手に分割統治したからである。

同一民族が二つに分離されたり、対立民族が同じグループに一まとめにされたりした。

このような民族の歴史、文化、生活を全く無視した不合理な分割統治が、
今日のルワンダをはじめとするアフリカにおける地域紛争や不幸の根源になっている。

また、労働力がゴムやコーヒーなどのプランテーションへの
【強制労働に駆り出されることによって起こる飢饉】や、
【白人がもたらした文明病による疾病】、
さらに【ソ連からの共産イデオロギーによる紛争】など、
現在アフリカがかかえる悲惨な問題の根源は、
突きつめるとすべてヨーロッパに起因していることがわかるのである。