武漢からの帰国者 8日に再検査
02月05日 16時22分
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20200205/1000043585.html

中国の湖北省武漢からチャーター機で帰国し、千葉県勝浦市のホテルに滞在している人たちは、今月8日に再度ウイルス検査を行うことになり、検査結果が陰性であれば、早ければ翌日にも帰宅する見通しとなりました。

感染が拡大している新型コロナウイルスについて、WHO=世界保健機関が、潜伏期間は想定より短いという知見を示したことを受けて、政府は4日、中国・武漢から帰国した人たちの施設での滞在期間を10日間に短縮すると発表しました。
これを受けて、先月29日に中国の湖北省武漢からチャーター機で帰国し、現在、千葉県勝浦市のホテルに滞在している170人余りの人たちは、10日が経過する今月8日に、再度、ウイルス検査を行うことになりました。
現場で対応にあたる国の担当者によりますと、検査結果が陰性であれば、早ければ翌9日にも帰宅する見通しだということで、その際の交通手段については現在、検討中だということです。
一方、このホテルに一時滞在し、陽性反応が出た2人と相部屋だった2人については、検査の日程を遅らせることも検討しているということです。
こうした方針について、ホテルで滞在する人たちからは、早く自宅に帰れるのはうれしいという声のほか、ホテルから出てすぐに家族と接触しても問題はないのかといった質問も出たということです。
内閣官房の山口英樹内閣審議官は「検査結果が出たあと、なるべく皆さんに早く自宅に帰ってもらえるよう準備を進めたい」と話していました。