0001みずいろの雨 ★
2020/02/06(木) 05:32:46.01ID:rVgMPGCF9そのロボットが持つ指のような付属器官は、損傷を防ぎ、滑りやすいものを掴みやすいように柔らかい樹脂で作られている。
だが一番特徴的なのは、私たちと同じく、暑くなったり、体を動かして体温が上がったりすると、汗をかいて体を冷ますことだろう。
人間やウマより効率的に冷却できる発汗システム
3Dプリンターで作られた指の裏側には、微細な孔が開けられている。温度が30度以下ならば特に変化はない。
しかし、それよりも温度が上がると、樹脂が膨張して孔が広がる。するとそこから汗のようにじわっと水が染み出してくる。
米フェイスブック・リアリティ・ラボのトーマス・J・ワリン氏によれば、「この合わせ技の最高なところは、体温調整機能が素材自体に備わっているところ」なのだそうで、発汗をコントロールするセンサーの類を組み込む必要がない。
汗にはもちろん体を冷やす効果がある。乾いた素材に比べると、冷却効果は6倍以上高く、人間やウマよりも速やかに体温を下げられるのだとか。熱した物体をつかむ試験では、特にその恩恵を得られるそうだ。
腕立て伏せをしながら汗をかく、ガッチリとした金属製のロボットならすでに存在するが、発汗機能を備えたソフトロボットは史上初であるとのことだ。
汗をかくだけでなく、液体の吸収も可能
指に開けられた微細な孔は、汗を出すだけではなく、液体を吸収することもできるだろうという。
たとえば、そうやって入手した化学物質サンプルを解析したり、保護コーティングにしたりとさまざまな用途が考えられる。
なお今後の課題は、滑りやすさや汗の補給といったことに対応しながら、指の可動性能を上げることだそうだ。
改善のヒントはやはり人間にあるのだそうで、「汗をかけるロボットは、飲み物を飲めるようにもならねばならないでしょう」と共著者であるコーネル大学のロバート・シェパード氏はコーヒーを飲みながら答えてくれた。
この研究は『Science Robotics』(1月29日付)に掲載された。
https://youtu.be/97FMJbVDdIE
http://karapaia.com/archives/52287377.html
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