熊本市の中心部にあり待ち合わせ場所としても親しまれたファッションビル、熊本パルコが今月末に閉店するのを前に、熊本ゆかりの著名人が、パルコに寄せる思いを写真とともに紹介する写真展が開かれています。

熊本パルコは、昭和61年熊本市の中心部下通アーケードの入り口に開業し、待ち合わせ場所としても県民に親しまれてきましたが、建物の老朽化などで今月末に閉店します。

写真展は、著名人44組が寄せたメッセージとともに、著名人の写真を紹介しています。

このうち熊本市出身のタレント、スザンヌさんは「熊本パルコはわたしの青春です」と書き、熊本パルコの前で待ち合わせてデートをしたことなど「語りきれないくらいの思い出が詰まった」場所だとパルコへの思いを寄せています。

また、天草市出身の放送作家、小山薫堂さんは、学生時代「東京で一番遊びに行ったのはパルコだった」と書き、そのパルコが熊本にできたと聞いてついに自分のふるさとも都会の仲間入りをした」と思ってうれしかったとメッセージを寄せています。

写真展を企画したパルコの高橋賢太郎プロデューサーは「著名人の思いに自分の思い出を重ねて、熊本にパルコがあった33年間を振り返ってほしい」と話しています。

写真展は今月29日まで開かれています。

02月06日 11時59分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20200206/5000007403.html