検査については厚労省から指針があってそれに乗った人を各都道府県の検査ができる機関に集約してる。でもそれにも限界があるので新しい検査体制の構築に時間がかかる

だが、今直近の問題は検査より病床の確保だ。そのために検査を絞っている可能性が高い
実は既に昨日複数の非感染症指定医療機関にダイヤモンドプリンセス号の疑い症例者の受け入れの打診があった。自分の友人の勤務先は断ったそうだが、おそらく全医療機関断ったと思われる。当たり前、だって陰圧室ないんだから

それくらい都内でもベッド数逼迫し始めていて、これは実は1月末には複数の医療関係者がこの板でも指摘していた

今は退院にしても症状が消えたのち48時間以上経過して、下気道から採集した良好な検体をPCRにかけ、陰性と判定されてから12時間以上経過したのち再度PCRにかけて陰性と判定されなければならない
感染力が強く排ウイルス期間が長い事がわかってきつつあるこのウイルスにこの対策は現実的じゃない


ここからは私見

今一番危惧されるのはベッドが埋まって軽症例も退院させられないまま市中で発生した重症例を受け入れられなくなる事、心配した人が病院外来に殺到しそこが感染の温床になって感染拡大する事
これをやって医療資源が尽きてしまうと武漢になる。感染症の完全な封殺は諦め、現実的なリソースの振り分けで消耗を抑えることを考えなくてはならない

新型コロナとの戦いで大事なのはおそらくこれは蔓延は防げず人類が付き合っていかなければならない病気であること。これに頭を切り替えて皆で受け入れて行かなくてはならない

野球に例えると長いペナントレースを全試合完封勝ちは無理。最終的に優勝できればいい。その過程で感染者はたくさん出るし死人も出る
けれど1人も死人を出さないようにして全滅するよりは100人の犠牲を出しても全滅しない事が大事。もちろん受け入れざるを得なかった犠牲は、その家族にとってはかけがえのない命であったことを理解しようとすることも大事

みんなで覚悟を決める時間が近づいてきたと思う