ガラケー風折り畳みスマホ、手の中にすっぽり サムスン
2020/2/12 11:20
https://www.asahi.com/articles/ASN2D3HSNN2DUHBI009.html

 韓国サムスン電子は11日、折り畳み式の新型スマートフォン「ギャラクシー Z フリップ」を発表した。すでに発売中の横に開く折り畳みスマホではなく、日本の「ガラケー」のように縦に開くタイプ。折り畳むとコンパクトにでき、開くと大画面のスマホのような大きさになる。次世代のスマホの一つの型になる可能性がある。

 米サンフランシスコでの発表会で披露した。「フリップ」は14日から米国で、1380ドル(約15万1千円)で発売する。

 日本では18日から、全国のau取り扱い店や、東京・原宿の「ギャラクシー ハラジュク」で予約受け付けを開始し、今月下旬に発売する予定。日本での販売価格は現時点では公表されていない。

 すでにサムスンが発売中の大型の折り畳み式スマホ「ギャラクシー フォールド」(1980ドル、日本では24万5520円)より3割安い。

 サムスンは昨年2月にフォールドを発表。しかし開発の遅れで、昨年4月の発売予定は何度もずれ込み、実際の発売は昨秋だった。その反省から、新型のフリップは発表直後に販売を開始する。

 11日の発表会場には、記者が触れるデモ機も多数用意されていた。新商品を実際に手に取ってみると、折り畳んだ状態では手のひらの中に入る小ささだ。開くと大きく広がり、6・7インチの画面になる。

 画面にはガラスが使われ、90〜120度ぐらいの角度に折り曲げて使える。折り曲げてテレビ電話の機能を使うと、上半分に映像が出て、下半分は操作画面になる。テーブルの上などに置いて、テレビ電話をするのに便利そうだ。

 フォールドより価格を下げたとはいえ、フリップはなお1千ドル超と高額なスマホであることには変わりがない。ただ価格が下がれば、「ガラケー型」の折り畳みスマホが今後普及するかもしれない。(サンフランシスコ=尾形聡彦)


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