さかなクン、ウニの悲哀語る 温暖化で「悪者にされている」 参院調査会
毎日新聞 2020年2月12日 14時06分(最終更新 2月12日 14時06分)
https://mainichi.jp/articles/20200212/k00/00m/010/096000c

 タレントで「お魚博士」として活躍する東京海洋大学客員准教授のさかなクンが12日、参院国際経済・外交に関する調査会に出席し、「水産資源の管理と保護について」をテーマに参考人として意見を述べた。

 さかなクンはトレードマークの帽子をかぶって出席し、温暖化などの影響で海の生態系が変化していることに言及。ウニを例に出し、「ウニは太古の昔から海藻を食べていたのに、海藻が減っていることから悪者にされている。ウニは寒い冬の季節はじっとして食事もしないが、近年は水温が上がり、冬も食事をするようになっている。水温が上がったことで、わずかに残った海藻を食べて悪循環になっている」などと指摘した。

 また、プラスチックごみの問題に触れ、「ウミガメやイルカ、クジラなどがなぜ海洋ゴミを食べてしまうのか。海の中に入ってゴミを見ると、クラゲに見えてしまう。ごみはやがて小さく砕けて、イワシなども食べてしまう。今後、プラスチックのゴミなどを外に出さないようにしなければならない」と訴えた。

 最後にさかなクンは「日本はすばらしいお魚大国だということを発信していきたい」と述べ、「日本は四季を通しておいしい魚があって、さかなの国は幸せだという気持ちを共にしていきたい。一歩外に出れば、ギョ感、いや、五感で自然の美しさや、何が起きているのかという問題を学ぶことができる」と語った。


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