北海道新幹線の札幌延伸を見据えて開発が進められている次世代型新幹線の試験車両「ALFAーX」が道内で走行試験を始め、ホームを発着する様子が公開されました。

「ALFAーX」は、2030年度に予定されている北海道新幹線の札幌延伸にあわせて営業運転を目指している次世代型新幹線の試験車両で、最高時速360キロで走ることができます。

JRの仙台駅と新函館北斗駅の間で、12日から冬の走行試験を始め、新函館北斗駅のホームでは午前1時半ごろ、10両編成の車両が到着する様子が公開されました。

走行試験では冬の北海道でブレーキが正常に作動するかや青函トンネルを通過して北海道に出た際に急激に下がる温度や湿度が、車両の機器に影響を及ぼさないかなどについて確認を繰り返すということです。

走行試験は仙台駅と新函館北斗駅の間で今月末まで行われる予定です。

JR東日本研究開発センターの浅野浩二所長は「冬の北海道で性能が発揮できるか非常に楽しみにしている。道民の皆さんの期待に応えられるよう検証していきたい」と話していました。

2020年2月12日 13時07分
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