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バチカン「既婚の司祭」認めず
保守派の影響か
2020/2/12 22:22 (JST)
©一般社団法人共同通信社



 【ローマ共同】ローマ教皇フランシスコは12日、南米アマゾン地域の問題をテーマとした教皇庁(バチカン)の司教会議を総括する文書を発表した。司祭不足が深刻化する同地域で例外的に既婚男性が司祭になることを認めるかどうかが注目されていたが見送った。

 存命中に退いた保守派の前教皇ベネディクト16世は司祭独身制維持の必要性を主張しているとされ、今回の決定に影響を与えた可能性がある。改革派の現教皇との二重権威を懸念する声が再び上がりそうだ。