新型コロナウィルスの感染拡大を受け、丸善出版は18年刊行の書籍『続・人類と感染症の歴史−新たな恐怖に備える』より第9章「SARSとMERS−コロナウイルスによる重症呼吸器疾患」を13日から無償公開している。

国立感染症研究所室長、米国疾病対策センター(CDC)客員研究員などを務める理学博士・加藤茂孝氏の著作である同書。同社の公式サイトでは「同じコロナウイルスが原因とされる感染症である、SARSとMERSに関する知見をより多くの方に提供することが、恐れ過ぎず、冷静な対応ができる一助になる」と意向を伝え、加藤氏の厚意により第9章を公開することにしたと説明している。

公開された第9章では「SARSの症状」「SARSの病原体」など13の項目からコロナウイルスによる重症呼吸器疾患について詳しく解説している。

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