0001次郎丸 ★
2020/02/19(水) 11:53:59.93ID:6LC5RRyP9【2020年2月19日(水)朝刊】
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仙台藩亘理伊達家の当主・伊達邦成(1841〜1904年)が家臣と集団移住し開拓した伊達市。邦成の兄で仙台藩岩出山伊達家当主・伊達邦直(1835〜91年)が同じく家臣と移住し開拓した石狩管内当別町。約150年前、兄弟領主が切り開いた両市町が今夏「歴史兄弟都市」の協定を結ぶ。
伊達市は、1869年(明治2年)8月23日に明治新政府から、仙台藩亘理伊達家が有珠一郡の支配を命じれ、昨年150年の節目を迎えた。当別町は1871年(明治4年)に邦直たちによって開拓の鍬(くわ)が入った。邦成は邦直の実弟で婿養子として亘理伊達家に入った。
両市町はこれまで大きな交流などはなかったが、近年、伊達武者まつりに当別町の仙台藩ゆかりの「すずめ踊り」メンバーが参加するなどしてきた。昨年、伊達150年の大きな節目もあり協定締結の機運が高まったという。協定の名称は「兄側」が提案した。
当別町は今年150年の節目を迎え10月に式典を予定。協定の締結はその前の邦直のご神体を奉ってある当別神社の例大祭(8月中旬)のころをめどに準備を進めているという。
伊達市総務課は「経済、文化交流を進めていきたい」と話す。当別町総務課は両市町に道の駅があることなどから「年間を通して収穫できる伊達の葉物野菜を置くことなどができれば」と交流を思い描く。両市町とも時を超え、再び結ばれる日を楽しみにしている。
(奥村憲史)
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伊達邦直(当別町提供)(上)、伊達邦成(だて歴史文化ミュージアム提供)(下)