日出生台演習場で行われている沖縄アメリカ軍の実弾射撃訓練で20日、小火器を使った訓練が実施されました。予定されていた実弾射撃の日程は19日が最終日でした。県は20日の訓練で、日米合意の年間訓練日数を超えたのではと確認を急いでいます。
 2年ぶり14回目となった日出生台演習場での実弾射撃訓練は、12日からの期間中に8日間実施するとされていました。今回の訓練では、県と地元自治体が九州防衛局と確認書で交わしている、午後8時以降は砲撃をしないという取り決めが、5回も破られる形となりました。さらに、県によりますと、20日午前11時16分から小火器を使った訓練実施の連絡があったということです。
 沖縄の負担軽減を目的に全国4カ所の演習場で行う訓練は、年間日数が35日間と、日米で合意。19日まででその日数に達しています。県は小火器訓練も実弾射撃訓練に含むという協定を九州防衛局と交わしていて、20日の訓練で35日を超えたのではと指摘しています。広瀬知事は「訓練拡大につながりかねない」として、国に対して強く抗議し対処を求める方針です。一方、防衛省は「訓練の内容を含めて調査中」とコメントしています。

2/21(金) 7:56配信
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