世界中が悪い意味で驚いた日本政府の新型コロナ対応

 日本は今、とんでもない状況に追い込まれつつあります。中国で発生したCOVID-19(新型コロナウイルス)に対し、ろくすっぽ対策らしい対策を取らなかったばっかりに水際作戦に失敗。国内で市中感染が認められるようになってから初めて専門家を呼び、「どうしたらいい?」とやっている始末で(しかも対策会議は毎回十数分程度で終わる始末)、しかも封じ込めに失敗しつつあり、米国も日本への渡航情報を4段階の中でもっとも低いレベルから1段階引き上げ、レベル2(高齢者や持病のある人は不要不急の場合、渡航の延期を検討したほうがよい)にしたほか、ミクロネシア、トンガ、サモア、イスラエル、キリバス、ソロモン諸島、韓国、タイ、ブータンなど9カ国が日本を含む感染者が所在する国、地域への渡航抑制を呼びかけるなど、世界各国から「要注意」国になりつつあります。

 今、やらなければならないことは正確な感染者数の把握であり、街にどれだけのリスクがあるのかを調べることです。しかし、日本も中国と同じで少しでも感染者数を少なく発表したいのか、とにかく検査をするつもりがありません。今こそ感染が疑わしい人すべてに検査をしてもらい、感染していないかどうかを確かめてもらうべきですが、現状は検査をしたくても保健所が認めない限りは検査ができません。心配な人はたくさんいるはずですが、そう簡単に検査ができないので、わからないまま、こうしている間にも感染が拡大してしまっているかもしれないのです。もし、あなたが国会議員だったら何をしているのでしょうか。おそらく新型コロナウイルスについて調べ、どうしたら感染拡大を防げるのか、政府が打つべき対策は何かを考えるのではないかと思いますが、実際の政治家たちは、新型コロナウイルスに対しては何も考えちゃいません。
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シャケ弁に夢中の甘利明さん

 海老名市や大和市、座間市などで構成される神奈川13区選出の甘利明さんは、2月14日午後2時頃、アンジャッシュの渡部健さんが絶賛するシャケ弁当の写真をアップし、「2週間前に予約してやっと手に入れた」と喜んでいました。

 ちょうどその前日、神奈川県では80代の女性が新型コロナウイルスで死亡し、国内初の死者が出たことが問題になっていました。ご自身の地元で死者が出ているのに、自民党の中でも重要なポストに就いているはずの甘利明さんが、地元で亡くなった方にお悔やみの言葉一つかけるわけでもなく、シャケ弁当を食って「評価? 普通においしい(笑)」などと仰っているのです。それで賄賂の説明はいつするのでしょうか。

「立憲フェス」でマスクなしの菅直人さん

 あれだけいろんな人から「感染を拡大するかもしれないんだから、やめた方がいい」と言われていたにもかかわらず、立憲民主党は2月16日、枝野幸男代表と福山哲郎幹事長が話し合い、予定通り開催することにしたのだそうです。

「野球やサッカーだって予定通りやるんだし、立憲民主党のフェスだって予定通りやっていいよね?」というアホさ加減なんですが、野球やサッカーはそれでメシを食っているわけですから、飲食店や公共交通機関がお休みにできないように、興行で成り立っているスポーツの試合だって、そう簡単にやめるわけにはいかないでしょう。そうは言っても生きていかなきゃいけないわけですから、新型コロナウイルスのリスクと生活費を稼げないリスクを天秤にかけた時に、生活費を稼げない方も別の意味で死んでしまうわけですから、やめられない事情というのもあると思うのです。
 しかし、「立憲フェス」に関しては、「それを今、このタイミングでやる必要があるのか」という話です。菅直人元総理は「ポスターの糊を貼るのが大変だった」なんてマスクもせずにのんきなこと言ってましたが、「知らねぇよ!」という話です。


全文はソース元で
2/25(火) 8:33配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200225-00213633-hbolz-soci
https://lpt.c.yimg.jp/amd/20200225-00213633-hbolz-000-view.jpg