野党 森法相の不信任案などきょう午後提出へ
2020年2月27日 11時16分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200227/k10012303841000.html

国会では、野党側が、衆議院予算委員会で審議すべき問題が山積しており、現時点では新年度予算案の採決には応じられないとして、森法務大臣に対する不信任決議案と棚橋予算委員長の解任決議案を27日午後に提出することを決めました。
新年度予算案を審議している衆議院予算委員会では、27日朝の理事会で、与党側が、午後から締めくくりの質疑と採決を行いたいと提案しました。

これを受けて、立憲民主党、国民民主党、共産党、社民党の国会対策委員長らが会談して対応を協議しました。

この中で、新型コロナウイルスへの対応や、東京高等検察庁の検事長の定年延長など、審議すべき問題が山積しているとして、現時点では採決には応じられないという方針を改めて確認しました。

そのうえで、森法務大臣は、法解釈を変更して検事長の定年を延長し、法治国家の根幹を揺るがしたほか、自民党の棚橋予算委員長は、委員会の運営が与党寄りで公正さを欠いているとして、森大臣に対する不信任決議案と、棚橋委員長の解任決議案を27日午後に共同で提出することを決めました。

立憲民主党の安住国会対策委員長は、記者団に対し「森大臣は、脱法行為を率先して行い、許しがたく、無理やり論理をこじつける答弁も容認できない。棚橋委員長は、公平に委員会を運営しようと思っておらず適任ではない」と述べました。