朝日新聞デジタル

 5日に告示、22日に投開票される熊本県知事選について、県選挙管理委員会は2日、予定通りの日程で実施することを決めた。県内で新型コロナウイルスの感染者が出ていることなどから、日程変更の是非を含めて対応を協議していた。

 県選管は2日午前に臨時の委員会を開き、予定通りの実施を決めた。その後、記者会見した松永栄治委員長は、現職の蒲島郁夫知事の任期満了となる4月15日までに新型コロナウイルスの感染拡大が収束するかどうかわからない▽政府の自粛要請対象の行事に選挙を含まないとの認識を示している▽他の選挙も予定通り実施される――ことなどを判断の理由に挙げた。

 県知事選には、前熊本市長の幸山政史氏(54)と、現職の蒲島郁夫氏(73)が立候補を表明。同選管は2月27日にも臨時委員会を開き、日程をずらすべきかどうか協議したが、結論を持ち越していた。(神崎卓征)

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