https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200303/k10012311781000.html


さよなら、キャバレー
2020年3月3日 19時19分


日本一の歓楽街、新宿・歌舞伎町で50年余りにわたってサラリーマンから政治家まで広く愛された都内最後のグランドキャバレー「ロータリー」が先月(2月)、その歴史に幕をおろしました。そこには移り変わりの激しい歌舞伎町で60年以上もの間、キャバレーに心血を注ぎ続けた「伝説の支配人」がいました。昭和の時代に長く歓楽街のシンボルだったキャバレー。なぜ多くの人たちを引き付けたのか取材しました。(社会部記者 能州さやか)

「キャバレー」って何?


「キャバレー」って何?

「歌舞伎町にある都内最後のグランドキャバレー『ロータリー』が2月いっぱいで閉店する」そう耳にしたのは先月初めのことでした。「キャバレー」と聞いて、そこがどんな空間なのかイメージがわかない方も多いのではないでしょうか?私もその1人でした。調べてみると、キャバレーは戦後、全国の歓楽街で広がり、ホステスが隣に座って水割りをつくってくれるだけでなく、バンドの生演奏が行われたり、客が社交ダンスを楽しんだりできるのが特徴とのこと。中でも規模が大きいキャバレーのことを夜の街では「グランドキャバレー」と呼んできたということです。私も消えゆくキャバレーの魅力を感じてみたいと店に足を運びました。

「ロータリー」潜入 昭和で時が止まった空間


向かった先は、歌舞伎町のネオン街の中でも最もにぎやかで、少し危険な香りも漂う一角にある「風林会館」。キャバクラやホストクラブの真新しい看板が目立ち、ここ15年ほどでずいぶん店が入れ代わったと聞きます。しかし、エレベーターで6階まであがってみるとそこには全く違う世界が広がっていました。年季の入った深紅のじゅうたんが敷かれたほの暗い廊下を抜けると突然広々としたにぎやかな空間が現れました。
(リンク先に続きあり)


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