4日午前7時50分ごろ、大阪狭山市岩室1の路上で、「男性が首を刺されて倒れている」と通行人から119番があった。
金属回収・販売関連の会社役員の男性(59)が首を刺されて病院に搬送されたが、命に別条はないという。
現場から外国人とみられる若い男が逃走しており、大阪府警が殺人未遂容疑で行方を追っている。

府警黒山署によると、男性は現場近くの会社に出勤しようと乗用車を降りたところを、いきなり背後から男に襲われたという。
現場には血の付いた包丁が残されていた。

男は事件直後、取り押さえようとした通行人の男性ともみ合いになって上着が脱げ、上半身裸で南へ逃走。
この男性から「何やってるんや」と言われた際、片言の日本語で「ごめんなさい」と話したという。

男は20歳前後で身長170〜175センチ。黒髪でぽっちゃり体形。
事件現場近くの新聞販売店を訪問していた男性(39)は、「逃げるな」と叫ぶ声を聞いて外に出ると、男らがもみ合う様子を目撃した。

「取り押さえようとしていた男性から『110番してくれ』と言われて通報したが、何が起こっているのか分からなかった」と振り返った。
男はスエットのような黒いズボンをはいており、通報する間に、細い路地を走って南の方向に逃げたという。

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