日本で学校の休校が続く中、新型コロナウイルスの感染予防のため、全国規模で学校を休校にする措置を取っているのは、日本を含め世界で15の国と地域に上り、2億9050万人の子どもや若者が学校に通えなくなっていることが、ユネスコ=国連教育科学文化機関のまとめで分かりました。

それによりますと、全国規模で学校を休校にする措置を取っているのは、日本のほか、中国、香港、マカオ、モンゴル、北朝鮮、イタリア、アルメニア、アゼルバイジャン、バーレーン、イラン、イラク、クウェート、レバノン、UAE=アラブ首長国連邦で、世界全体で15の国と地域に上り、2億9050万9228人の子どもや若者が学校に通えなくなっているということです。

このほか、アメリカ、フランス、ドイツ、イギリス、韓国、シンガポール、タイ、ベトナム、パキスタンの9か国では、一部の地区で学校を休校にしていて、今後これらの国が全国規模で学校を休校にする措置を取った場合、さらに1億8000万人が学校に通えなくなるということです。

2020年3月5日 11時25分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200305/k10012314661000.html