一方、北海道旅行を終え武漢に帰国した数名の中国人が【謎の肺炎】を発症したのは、日本に入国後20日前後だった。


地元病院で診察を受けた中国人は、当初旅行疲れで体力が落ち そこに風邪をひいてしまったため拗らせて肺炎を起こしたと診断された。

しかし、医学的に改善に向かうはずの治療を施しても一向に快方に向かわない。
ましてやその患者の家族、一緒に旅行に行った中国人の近所に住む者達、同飛行機のCAなど同じ症状の患者が増え続けて来たのだ。

武漢の行政は、SARSやMARSの流行の経験を生かしていち早く中国政府に報告

中国政府から間髪入れずに日本政府に問い合わせを入れた。
と、同時にWHOに日本から帰国した中国人が、謎の肺炎にかかり、治療法もわからない状態 しかも爆発的な感染力である事を報告した。