2年前に振り袖業者が閉鎖し、成人式の日に学生が晴れ着を着ることができなかった「はれのひ騒動」。
その学生たちが今度は新型コロナウイルスで卒業式に袴(はかま)で出席できない事態となっています。

こんなことってあるのでしょうか…。2年前のあの事件。
和装のレンタルや着付けを行っていた業者が成人式当日に突然、閉鎖した、いわゆる「はれのひ事件」です。
この時に晴れ着を着ることができなかった世代が今年4年制大学では卒業です。ところが…。

はれのひ世代のSNS:「卒業式がなくなって袴が着られないの本当にショック」「1997年のうちら、和服に嫌われてる?」

2年前に福岡市の店舗で被害に遭ったあかねさんは、前撮り写真と同じ衣装で人生の門出を迎えるはずでしたが、卒業式は中止に…。

はれのひの被害者・あかねさん:「女の子は特に振り袖とか袴とか憧れていると思う。
それが当たり前なはずなのに、当たり前じゃなくなってしまって。(今回は)誰が悪いとかでもないので、やりきれない気持ちでいます」

一方、2年前に着物が届かず急きょ、洋装で成人式に参加した女性。
今回、卒業式の縮小が決まりましたが、当時、カメラ取材に応じてくれたお母さんに改めて話を聞くと、2年前の騒動が尾を引いている様子でした。

被害者の母:「袴を着てという気持ちに本人(娘)がなれなかった。今回は卒業式用のパーティードレスみたいなものを用意して出席する予定。
うちとしては逆に袴にしなくて良かったというのが本音」

千葉県柏市の公園。中止や規模が縮小される卒業式の代わりに公園などで晴れ着の写真を撮るサービスが今、注目されています。
晴れ着の4人組は本来なら6日に卒業式を迎えるはずだった短大生です。
卒業証書も後日、郵送されるということで、手にしているのはそれぞれが持ち寄った過去の遺産です。
特別な年。思い出も特別なものになるかもしれません。

https://news.livedoor.com/article/detail/17925529/
2020年3月6日 20時22分 テレ朝news

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