おれもグノーシス的な世界感に共感する人間だけど
反出生とかエフェリズムとかがどこまで論理的に正しいのかは疑問があるな
仮に人間が死滅しても他の生き物が残っていればそこにまた膨大な苦が発生することになるし
全生物を死滅させたとしても地球が生命の存在に適した環境がある限り
また長い歳月の中で生き物が系統発生していく可能性がある
地球自体を粉々に爆破するようなことができればそうした可能性は回避できるが
まあそれはともかくとしてこの世界に溢れる苦しみの存在を
自分がただ単に偶然免れている、というだけでこの世界や生命システムを肯定して
子供を作るなんてのは己の欲望と幸せに埋没しているだけのある種の引きこもりの類だと思うよ
某野球選手の嫁などは海外の高級住宅地に住んで自分の子供のお稽古事に何千万も使っているというが
こういう「俗世の引きこもり」を見ているとまさにドーキンスの言った利己的な遺伝子を思い起こさせる