イギリス政府が新型コロナウイルス対応について今後の行動計画を発表しました。大型イベントのキャンセルや学校の一斉休校については「実施が早すぎると社会へのインパクトが無駄に大きくなる」として、現時点では否定的な考えを示しました。

 イギリス政府は新型コロナウイルスについて、現在はまだ「封じ込め」段階にあるとしていますが、3日、行動計画を発表。この中で、今後、感染拡大が深刻になった場合、医療機関が緊急性のない治療の優先度を下げることや、警察が重大な犯罪への対応と治安維持に集中すること、軍も支援に入るといったことも想定しています。

 学校の一斉休校も検討対象に入っていますが、政府は、「休校で子どもが家にいると、医療関係者が仕事を休まなければならないことが想定される」「子どもは今のところ重症化しないことがほとんど」などと指摘。そのうえで、大型イベントのキャンセルなども含め「実施が早すぎると社会へのインパクトが無駄に大きくなるので、タイミングの見極めが重要」として、現時点では否定的な考えを示しました。

 「大多数の英国人は普段のように生活すべきだと強調したい。お湯と石鹸で手を洗って下さい。“ハッピーバースデー”を2回歌う長さで」(イギリス ジョンソン首相)

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