一山への奨励金足りず協賛金募る

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20200308/5050009538.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

一山麻緒選手に贈られる日本実業団陸上競技連合からの奨励金が、
これまでの大会で好記録が相次いだことから足りない状況となっていて、
連合は来月まで協賛金を募ることにしています。

日本実業団陸上競技連合は2015年、東京オリンピックのマラソンで日の丸を掲げることを目的に、
日本記録を更新した選手に1億円の褒賞金を、将来の日本記録につながるような
高い設定タイムを切った選手には奨励金を、贈る制度を設けました。

奨励金の制度は女子であれば2時間21分59秒以内のタイムをマークすれば
選手に1000万円、監督と所属チームに500万円が贈られます。
この制度は日本のマラソンの活性化につながり、男子マラソンでは2018年に設楽悠太選手と
大迫傑選手が日本記録を更新し、それぞれに1億円の褒賞金が贈られ、
今月の東京マラソンで大迫選手が再び日本記録を更新して2回目の1億円を獲得するなど
好記録が相次ぐ要因の1つとなってきました。

今大会で2時間20分29秒の好記録をマークした一山選手は1000万円、監督と所属チームには500万円が
贈られるはずでしたが、これまで好記録が相次いだことから、財源が残りおよそ800万円しかなく、
満額を受け取れない状況となっています。

連合の理事も務める日本陸上競技連盟の河野匡長距離・マラソンディレクターは
「できるだけ選手の頑張りには応えたいと思っているが、ない袖は振れない。
まだ協賛金は集めているので、志のある方に協賛いただければ、一山選手もチームのスタッフも喜ぶと思う。
よろしくお願いします」と述べ、連合として来月まで協賛を募る考えを示しました。

03/08 21:44
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