京都市左京区の貴船神社で、きょう、五穀豊穣を祈願する「雨乞祭」が営まれました。

雨をつかさどる「タカオカミノカミ」を祭神とする貴船神社では、かつて貴船の山奥で雨乞祈願の儀式が行われていたことにちなんで、1年間の水の恵みと五穀豊穣を祈るため、毎年「雨乞祭」が営まれています。神職2人が御神酒と塩を加えた桶の神水を手に持って、お互いに水を掛け合いながら本殿の前に登場。太鼓や鈴などの音が響く中、「雨たもれ、雨たもれ、雲にかかれ、鳴神じゃ」と大きな声で唱えながら、天に向かってサカキの枝で水を勢いよく散らしました。

また、昔、貴船神社で生きた馬を捧げていた神事が今の絵馬になり、広がったとされる伝統にちなんで絵馬の焼納式も行われ、1年間に奉納された絵馬が焚き上げられました。

http://www.kbs-kyoto.co.jp/contents/news/2020/03/news_200309120000_095909.htm
日時: 2020年3月 9日 12:00