中国政府の調査チームのトップは、新型コロナウイルスの世界での感染拡大は「少なくとも6月まで続くだろう」という予測を示しました。

中国メディアによりますと、中国政府の調査チームのトップ・鍾南山医師は「新型コロナウイルスの世界での感染拡大は少なくとも6月まで続くだろう」という予測を明らかにしました。

そのうえで、中国での対策について「今後は国外からの感染の『逆流』が課題となり、検疫を強化しなければいけない」と指摘しました。鍾医師の調査チームは、AI(人工知能)などを使った感染者の分析を進めていました。

また、別のチームは新型コロナウイルスの検体を採取するロボットを開発し、先月28日に患者からの採取に成功したと発表しました。このロボットが感染患者20人から採取した80の検体のうち95%が検体として認められたということです。

患者から検体を採取する際に医療関係者らが感染するリスクを避けられると期待されています。

2020/03/09 22:12
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000178484.html