海上自衛隊は10日、営利目的で副業をしたとして、護衛艦隊司令部付の森田哲哉1等海佐(55)を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。

 海自によると、森田1佐は2010年ごろから約10年間にわたって女性向けの無店舗型風俗店(デリバリーヘルス)を実質的に経営し、収入を得るなどしていた。また経営する中で懇意になった女性に対し、艦艇の出入港に関する情報を漏えいしていた。

 河野太郎防衛相は10日の記者会見で「極めて問題。国民の皆様に申し訳ない」と述べた。同日付で隊員の綱紀粛正を図る事務次官通達を発出したとして、「再発防止をしていきたい」とした。

 森田1佐は護衛艦「やまゆき」、補給艦「ましゅう」の艦長を務めた。【町田徳丈】

3/10(火) 10:36配信
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