新型コロナウイルス感染症の拡大を理由に、埼玉県越谷市の製造会社が、中国人技能実習生の女性(33)に2月付の退職を通知していたことが10日、関係者への取材で分かった。
中国に一時帰国し、訪日規制の対象外地域にいたため日本に戻れた女性に対し、待機を指示。その後、実習中断と退職の同意確認書を送った。

女性は退職に同意していない。労働問題に詳しい弁護士は「不当な退職勧奨だ」と指摘している。
感染拡大の先行きが見えない中、こうした立場の弱い労働者への不利益な扱いが増える恐れがある。
外国人労働者の支援団体は、女性の例は氷山の一角とみて情報提供を呼び掛けている。

写真=女性への退職通知の経過
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