今週のレギュラーガソリンの小売価格は、1リットル当たり146.4円と、7週連続で値下がりしました。新型コロナウイルスの感染が世界で拡大していることを背景に原油価格が下落しているためです。

国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、今月9日時点のレギュラーガソリンの小売価格は、先週より1.2円値下がりし、1リットル当たり146.4円となりました。

これは、新型コロナウイルスの感染が世界で拡大していることから世界経済が減速するという懸念が広がり、原油価格が下がったことが要因です。

ガソリン価格の値下がりは7週連続です。

原油価格は、感染拡大に加え、OPEC=石油輸出国機構とロシアなど非加盟の産油国との協議が決裂し、協調減産の拡大や延長について合意に至らなかったことから低い水準で推移しています。

このため石油情報センターは、来週のガソリン価格も値下がりすると予想しています。

2020年3月11日 16時20分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200311/k10012325631000.html