https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200315/k10012332331000.html


米イラク基地に再びロケット弾攻撃 米兵3人けが
2020年3月15日 8時57分米イラン対立

アメリカ軍が駐留するイラクの基地が再びロケット弾による攻撃を受けてアメリカ兵3人がけがをしました。この基地は3日前にも攻撃を受けアメリカ兵2人が死亡し、アメリカが報復の空爆を行っていて、緊張がさらに高まるおそれがあります。

アメリカ国防総省は14日、イラクの首都バグダッドの北のタージにあるアメリカ軍が駐留する基地にロケット弾が打ち込まれ、アメリカ軍の兵士3人がけがをしたことを明らかにしました。

アメリカが主導する有志連合の報道官も、現地時間の14日午前11時ごろ少なくとも25発のロケット弾が打ち込まれたと発表しています。国防総省は、イラク軍が関係者を拘束し調べているとしています。

この基地は今月11日にもロケット弾による攻撃を受けてアメリカ兵2人が死亡し、アメリカはイランの支援を受けるイスラム教シーア派の武装組織「カタイブ・ヒズボラ」が関与していたとして、イラク国内の5か所を空爆したばかりです。

国防総省の報道官は会見で、エスパー国防長官の発言を引用し、「アメリカ兵に対する攻撃を容認せず、責任をとらせる」と改めて強調し、アメリカの対応しだいでは緊張がさらに高まるおそれがあります。