高齢女性からキャッシュカードをだまし取ったとして、中原署は14日、詐欺の疑いで、自称千葉県市川市、自営業の女(53)を逮捕した。同容疑者は容疑を認め、「新型コロナウイルスの影響で仕事が減り、収入を補うためのアルバイトだった」と供述しているという。

逮捕容疑は、氏名不詳者らと共謀し同日、川崎市中原区の90代の無職女性からキャッシュカード2枚をだまし取った、としている。

署によると、女性宅に昼すぎ、区役所職員や銀行員を名乗る人物から「医療費の還付金がある」「口座に振り込むので口座番号を教えてほしい」などとうその電話があった。同容疑者は銀行員を装って女性宅を訪れてカードを詐取した。

同容疑者は調べに対し「新型コロナウイルスの影響で舞台照明の仕事が減っており、収入を補うためにツイッターでアルバイトの募集を見て申し込んだ。途中でおかしいと気付いたが、指示に従ってしまった」と供述。「だまし取ったキャッシュカードで口座から数十万円の現金を引き出した」とも話しているという。

https://www.kanaloco.jp/article/entry-299628.html