ロシアで著名な臨床心理学専門家、マイケル・ホルス医師がNation Newsの取材に応じ、ロシア国民は他国住民に比べコロナウイルスをめぐる状況に不安感をあまり抱いていないと語った。

ホルス氏によると、ロシア国民は自国の歴史において辛い試練で鍛えられており、コロナウイルス蔓延はその中では最も恐ろしいものではないという。

同氏は「1980年代終わりや1990年代初めなど、食べるものがない時代もあった。街は戦場だったし、犯罪や強奪がはびこっていた」と語る。

ただ、ロシアの若い世代は親世代に比べ、コロナウイルス感染を恐れているという。これは若い世代には、上の世代のような困難を克服する経験がないからだと同氏は考えている。

それに加え、親世代は子どもをリアルな生活から守ろうとしている、と指摘した。

パンデミックの発表

ジュネーブでのブリーフィングの際に世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長は、世界的な新型コロナウイルスの拡大がパンデミックの性格をおびてきたと指摘した。

?「パンデミック」とは伝染病の拡大が特別に深刻な際に使用される表現。国内をはじめ近隣諸国、時には世界中の多くの国々に伝染病が拡大する状況を意味する。

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