ブラジル北東部ペルナンブコ州保健局は13日、12日に同州レシフェ港に着いたバハマ船籍のクルーズ船、シルバー・シャドウ号の乗客から新型コロナウイルス感染症の症状が出たため、乗客乗員計609人が船ごと隔離状態に置かれたと発表したと13日付現地紙、サイトが報じた。

この乗客は78歳のカナダ人男性で、心筋梗塞の可能性があるとして市内の病院で診察を受けたが、発熱や咳、息苦しさなどを訴えたため、医師がコロナ感染を確認するための検査を受けさせた。
 13日の夕方に陽性反応が出たため、ブラジル衛生監督庁は、乗客乗員の下船と新たな乗客の乗船を禁じた。
 この船は、チリ、アルゼンチン、ウルグアイを経てブラジルに到達。国内ではサンタカタリーナ州イタジャイー、リオ州パラチー、同ブージオス、バイア州サルバドールの各港にも寄港しているが、男性の乗船場所は明かされていない。
 乗客318人と乗員291人は現在、各船室に留まっている。また、船が停泊中の岸壁も隔離され、船から出るゴミの投棄も禁じられた。

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