【ワシントン時事】トランプ米大統領は16日、ホワイトハウスでの記者会見で、米国はリセッション(景気後退)に向かっているのかと問われ「そうかしもれない」と語った。新型コロナウイルス感染拡大の防止策をめぐって市場が神経質になる中、この発言を受けて株価が下げ足を速めたとの見方もある。
 トランプ氏は一方で、株式相場には「(買い)需要が積み上がっている」とも指摘。感染拡大が終息すれば「大きく値上がりする」と持論を語った。
 中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は前日、緊急利下げで実質ゼロ金利を復活させるなど異例の金融緩和を決め、市場の沈静化を狙った。しかし市場では、リセッション入りへの警戒感が強まっている。

2020年03月17日07時41分
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