新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う学校給食停止やイベント自粛による国産農畜産物の需要低迷を受け、農水省は17日、「国産食材モリモリキャンペーン」を始めた。著名人と協力してインターネット交流サイト(SNS)で国産農林水産物の魅力やレシピを発信。スーパーの商品にキャンペーンのロゴマークの活用を促すなど国産消費を盛り上げる。

 江藤拓農相は同日の閣議後会見で、キャンペーンについて「農林水産業への理解を深めていく運動をしていきたい」と強調した。

 給食や飲食店の需要が減る中、家庭需要の増加を狙い、特に子どもや子育て世代に働き掛ける。手始めに野菜をテーマにした歌で子どもに人気のお笑い芸人・小島よしおさん、料理芸人・クック井上。さんと連携。18日に東京・大手町のJAビルで料理作りを撮影、同省職員がSNSで動画を投稿する「BUZZ MAFF(バズマフ)」で月内に公開する予定だ。国産の魅力やレシピを紹介する動画も順次発信する。

 野菜や果実、食肉、牛乳、花などをあしらった専用ロゴを用意。国産の消費拡大を目指す同省の「フード・アクション・ニッポン」に賛同する卸売会社や飲食店など1万1000社超に呼び掛け、マークを商品に貼って販売することなどを想定する。

 同省は、給食の停止で納入予定がキャンセルとなった食品の代替販路の確保にも着手。通販サイト「うまいもんドットコム」に「食べて応援学校給食キャンペーン」のサイトを開き、在庫食品を販売できるようにした。 
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