国際オリンピック委員会(IOC)のディック・パウンド委員(カナダ)は23日、米紙USAトゥデーの取材に応じ、
新型コロナウイルスの感染拡大で今夏開催が危ぶまれている東京オリンピックについて「IOCが把握している情報に基づき、延期が決まった」と述べた。
同紙(電子版)によると、来年に延期の可能性が高いとしているという。

パウンド氏は「今後の決まっていない要素はあるが、大会は7月24日には開幕しない」と発言。
IOCがまもなく次のステップを発表するとした上で「我々は(大会を)延期し、日程変更に伴う膨大な影響について対応を始める」と述べた。

パウンド氏は最古参のIOC委員で、副会長などを務めた。
ただ、決定権があるIOC理事会のメンバーからは外れている。
パウンド氏の出身国カナダは22日、今夏に大会が実施される場合は選手団を派遣しないと発表し、1年の延期を求めていた。

IOCは22日、東京オリンピックの延期を検討すると発表。
日本政府や東京都、大会組織委員会との協議を経て、4週間以内に判断するとしている。
【ニューヨーク隅俊之】

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3/24(火) 4:56配信