県内の銀行の健康保険組合の元常務理事が、組合の定期預金を横領した疑いで24日付けで書類送検されていたことがわかりました。

 業務上横領の疑いで書類送検されたのは、富山第一銀行の健康保険組合で常務理事を務めていた60代の男性です。健康保険組合によりますと、2012年からおととしにかけて、当時、経理担当だった元常務理事は組合の定期預金を無断で解約し、9000万円余りを横領した疑いがもたれています。

 組合は、おととし10月に常務理事を解任し、11月に県警に刑事告訴していました。

 そして県警は、元常務理事を24日付けで富山地方検察庁に書類送検しました。また、組合は元常務理事に対し既に弁済した分を除くおよそ8900万円の損害賠償を求める訴えを起こしていて、現在も裁判が続けられています。

富山2020.03.25 16:02
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