約850年前の古文書 特別公開

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20200326/8020007202.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

阿南市の神社に伝わる県内最古とされる古文書の特別展が26日から徳島市で始まりました。

徳島市の徳島県立博物館で始まった特別展には古文書や関係資料など11点が展示されています。
このうち阿南市長生町の八※ホコ神社に伝わる「二品家政所下文」は
今から850年ほど前の平安時代末期の古文書で、県内で最も古い古文書とされ、
国の重要文化財にも指定されています。

「二品家」は平清盛を表しているともされ、当時、神社の周辺にあった港から
都に向かう年貢を乗せた船がたびたび海に沈み神の怒りだとされたため、
田んぼとお経を寄付して航海の安全を祈ったことが記されています。

また、同じく重要文化財の「紺紙金泥法華経」は、この時に寄付されたとされるお経で、
濃い紺色の紙に金色の仏の絵や経文が書かれ、豪華なつくりとなっています。

徳島県立博物館の松永友和学芸員は、
「今までほとんど公開されることのなかった大切な史料で、長い期間の展示が難しい。
期間限定の特別公開なのでぜひ実物を見に来てほしい」と話していました。

この特別展は、来月5日まで徳島市の徳島県立博物館で開かれています。

※「ホコ」は「鉾」の偏が「木」偏

03/26 17:50