先月、新型コロナウイルスに感染し、治療の結果、回復した北海道旭川市の70代の男性が、その後の経過を診るために検査を行ったところ、27日、陽性の反応が出たことが医療関係者などへの取材で明らかになりました。回復した患者が再び陽性となるのは、道内では初めてです。

旭川市の70代の男性は、先月、新型コロナウイルスに感染し、市内の病院に入院して治療を受けた結果、回復して、PCR検査でも2回連続で陰性となったため、今月11日に退院しました。

医療関係者などによりますと、男性は、自宅で2週間静養し、26日経過を診るために病院を受診してPCR検査を行ったところ、27日、再び陽性の反応が出たということです。

新型コロナウイルスの患者が、治療のあとに陰性となったあと、再び陽性となるのは、道内では初めてです。

男性は、27日から再入院し、治療を受けているということですが、今のところ重い症状は見られないということです。

2020年3月28日 12時57分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200328/k10012355351000.html