アメリカのトランプ大統領は、新型コロナウイルスの感染のピークが今後2週間以内に訪れるとの認識を示し、国民に要請していた行動の自粛を来月30日まで延長すると発表しました。

「今後2週間、全員が厳しくガイドラインに従うことが非常に重要だ。感染拡大を抑えるため、ガイドラインを4月30日まで延長する」(アメリカ トランプ大統領)

トランプ氏は29日、アメリカ国内での新型コロナウイルスによる死者数のピークが今後2週間以内に訪れ、場合によっては220万人に達する統計もあるとの認識を示したうえで、国民への行動自粛の要請を来月30日まで延長すると発表しました。トランプ氏は16日に、仕事や教育は可能な限り自宅で行うこと、10人を超える会合は避けることなど、今後15日間の行動の自粛を求めるガイドラインを発表していました。

また、医療分野で評価の高いアメリカのジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、世界全体の新型コロナウイルスの感染者は70万人を超えました。中でも、世界で最も多い感染者が出ているアメリカでは14万人を超え、特に深刻なニューヨーク州では6万人に迫っています。

3月30日
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3943232.html