[東京 30日 ロイター] - 財務省は、新型コロナ対策に伴う2020年度1次補正予算編成や財政投融資計画の追加に併せ、7月からカレンダーベース市中発行額を増額する調整に入った。複数の政府筋が明らかにした。

当初計画からの増額幅は16兆円規模と、リーマン危機後の2009年4月に上乗せした16.9兆円に迫る可能性がある。

年限別では40年債と物価連動債、流動性供給を除くすべての銘柄が増発対象となる見通しで、6カ月物の国庫短期証券を発行する案も浮上している。近く銀行や証券会社21社からなる国債市場特別参加者と協議し、具体策を詰める。来月7日に正式決定して発表する。

20年度は市中ベースで128.8兆円の発行を予定していた。今回の見直しで市中総額は145兆余円となり、16年度以来4年ぶりの発行規模となる。

3/30(月) 16:09配信
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