【北京時事】中国湖北省武漢市の弁護士が米政府などを相手取り、新型コロナウイルス発生を「隠した」などとして20万元(約300万円)の損害賠償を求める訴訟を武漢市の中級人民法院(地裁)に起こした。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が30日までに伝えた。
 原告の梁旭光弁護士は、米政府が昨年9月以降、新型コロナ感染症を「インフルエンザ」と偽り、中国を含む世界に感染を広げたと主張しているという。RFAは梁氏について、中国政府の支援を受けていると指摘し、今回の提訴は「感染拡大の始まりをめぐる説明を変えようとする中国の意図」に沿ったものだと強調した。

2020年03月30日21時05分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020033000970